中森 康成(ナカモリ コウセイ)
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2007年にハーバード大学のニコラス・A・クリスタキス教授らが発表した
研究結果でとても興味深いものがあります。
(日本語字幕をオンで日本語が表示されます)
その研究は人間の繋がりにおける影響を調べたもので
初めに研究したのが「肥満は伝染するか?」ということだったそうです。
肥満の友人がいると肥満になる?
上の画像の黄色の点は
科学的に肥満と判断された人で
黄色の点に周りには、
黄色の点が密集しているのがわかります。
つまり、肥満の人の周りには肥満の人が多いということですね。
こちらのグラフでは
紫のグラフは、
友人が肥満の場合、
自分が肥満になる確率が45%高くなることを表しており
赤のグラフは
友人の友人が肥満の場合、
自分が肥満になる確率が25%高くなることを表しています。
更には友人の友人の友人という自分が知らない人が肥満であっても
自分が肥満になる確率は10%も高くなるようです。
肥満体型の人が集まる3つ理由
ニコラス・A・クリスタキス教授は
肥満の人が、一枚目の画像の黄色の点のように密集してしまうのには
少なくとも3つの理由があるとしています。
①誘発
一つ目は誘発で、人から人に伝わることです。
例えば、肥満の友達に飲みに誘われ、締めのラーメンも誘われたり、
肥満の親の料理が常に太るような料理だったりといった、
人から人に伝わっていくということです。
②類は友を呼ぶ
二つ目は、「同じ体形で似ているから友達になりましょう」ということ
③共通点
3つ目は共通点がある為、集まるということ。
例えば肥満を解消するために、
「スポーツジムに通う」という共通点がそうさせることのようです。
肥満は習慣ではなくネットワークの常識が原因
ニコラス・A・クリスタキス教授は
人から人に伝染する肥満は
習慣ではなく常識によるものと結論づけています。
つまり
常識とは僕らの人と(社会と)のネットワーク(繋がり)の中で
普通とされているものなので
人、もしくは自分を取り巻く社会を変えること、
つまり環境を変えることで
その常識は変わり、結果として自分も変わることができる。
ということではないでしょうか。
大前研一さんもキンコン西野さんも同じことを言っている
当サイトでは何度かご紹介させて頂いている
経営コンサルタントの大前研一さんは
人間が変わる方法は3つしかない。
1つ目は時間配分を変えること。
2つ目は住む場所を変えること。
3つ目は付き合う人を変えること。
どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的。
もっとも効果がないのは、意思である。
とおっしゃっていますし、
お笑い芸人のキングコング西野さんも
革命のファンファーレという著書の中で
僕らの意思決定の舵は、
僕らの「脳」ではなく、
「環境」が握っている
とおっしゃっています。
環境を変えよう!
痩せたいけど、どうしても痩せられない。。。
知識はあるけど、継続できない。。。
自分を変えたい。
そんな時は、環境を変えることを意識しよう!
人間関係、住む場所、身の回りのこと、
なんでもいい。
とにかく小さいことでも
大きいことでも
環境を変えることを意識することが自分を変える近道だ!
(変える環境が大きい方が、自分も大きく変わります)
まとめ
僕たちは環境によって意思決定をしていて
環境によっては、
そもそもダイエットなんてしなくてもいいともなり得ますし、
自然と痩せていくことも可能です。
自分を変えるには意志ではなく環境を変えよう!
では!